免疫について①(お体の基礎知識1)

こんにちは!
続いての松浦です!

今回は最近よく聞く言葉「免疫」についてお話していきます!
ただ1回で「免疫」についてお話していくには量が多いので、何度かに分けて書いていきます。

最近のTVや雑誌では「免疫をあげよう」と特集が組まれる事が多くなっていますね。各メディアでは免疫を上げるため色々な方法が紹介されています。

「一日20分以上運動しよう!」「お味噌汁を飲もう!」「日光に当たろう!」「よく笑おう!」etc…

色々な方法が紹介されています!
僕はほとんどが素晴らしい方法だと思いますし、健康に生きるヒントが含まれていると思っています。
でも、どうしてこんなに色々な方法があるのでしょうか?
どれも同じ効果があるのでしょうか?
そもそも「免疫」って何なんでしょう?
このシリーズ(!?)ではこれらの疑問について考えていきたいと思います。

 

免疫は「疫(病気)」を「免れる」と書きます。
体が病気にならないように働く防御システムの事を言います。

 

免疫の防御システムは全身にいきわたっており、鼻やのどや内臓はもちろん、体を覆う皮膚にも免疫システムが働いています。もしこれらが働いていないと、たちまち肝炎や肺炎や皮膚の病気に悩まされることになります。また免疫が働いていないと重病化もしやすく、小さな病気が大きな病気を引き起こすことにもなります。

エイズという病気が怖いのはこの免疫システムを破壊してしまうところにあります。それによって感染症や癌に罹りやすくなります。

 

体調不良の時には「高熱」「鼻水」「せき、くしゃみ」「下痢」などの風邪の症状が出てきます。症状の原因は体内に入り込んだ菌やウイルスだったりしますが、だからと言って菌やウイルスの毒性で症状を起こす訳ではありません。実は風邪の症状は、免疫がキチンと働いていて体の防御反応で引き起こすものだったりします。

 

ウイルスは温度に敏感です。多くのウイルスは人間の体温よりやや低温が住むのに心地よかったりします。だから比較的低温(33〜34度)の喉や鼻に住みつきます。それを吐き出そうと、せきや鼻水がでるようになりますし、ウイルスの動きを遅くするために高熱を出したりします。風邪の症状は免疫が頑張っている証なんですね。

 

「解熱剤」を安易に使う事に賛否両論がある理由は、解熱剤がウイルスそのものに働くものではなく、体温調整をする視床下部に働きかけるものだからです。確かに熱は引きますが肝心のウイルスの増殖を抑えるものではありません。

病気の根本を治していくものではなく、症状を抑えるものを対処療法といいますが、コロナで話題になったイブプロフェンもこれにあたります。

 

免疫とは体をウイルスなどの異物から守る防御システムになり、その主役は「白血球」になりますがちょっと長くなりそうですので続きはまた次回で!


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