当院の膝関節治療 その①

当院で膝関節の施術をする場合、2つのパターンに分けて施術法を考えます。はっきりと傷めた原因のある膝関節痛原因がはっきりしない膝関節痛です。

今回ははっきりと傷めた原因のある膝関節痛について書いていきます。

はっきりと傷めた原因のある膝関節痛とは、例えば、転んだりバランスを崩して捻ってしまったり、もしくはスポーツ中のアクシデントなどで傷めてしまう急性症状の膝関節捻挫の場合です。

そのような場合、まず、問診、検査をして、骨折の有無靭帯・半月板の損傷の有無を確認します。

そこで、骨折や重度の靭帯・半月板の損傷があると思われる場合には、提携クリニックに紹介して、レントゲンやCT、MRIなどの精密検査をして医師の指導のもと施術していきます。

提携クリニックに紹介する必要がない場合、まず、患部を「アイシング」して、炎症を引かせます。

急性症状の膝関節捻挫は、膝関節周辺に炎症症状が出ているため、患部をマッサージしたり、無理な矯正をすると、余計の関節の炎症を強くしてしまうので、炎症が引くまで患部は触らないようにします。

次に、患部の腫れを引かせるために、「キネシオテーピング」「リンパテープ」を使い、膝関節のリンパの流れを良くして、腫れを引かせます。

そのあと、「包帯固定」をしていきます。患側の脚に体重をある程度かけられる場合には、「圧迫包帯」のみを行います。また、患側に体重をかけられない場合には、「固定包帯」「圧迫包帯」を同時に行い、膝関節が動かないようにします。

さらに、それ以上に症状が悪い場合には、樹脂や金属を使った「固定具」で膝関節を完全に固定することもあります。

 


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