当院の検査法の特徴② 〜バイタルチェック〜

当院の検査法の1つとして、バイタルチェックを行なっています。

バイタルとは、「血圧」、「脈拍」、「呼吸」、「体温」のことで(脳波や意識レベルなどもありますが、そこは整骨院では測れないので除きます)、人間の生きている兆候を指します。

これは治療院では当然診なければならない項目なのですが、実際に施術前に確認されたことがある方は少ないのではないでしょうか?当院では、初診時には当然、何か症状変化や体調変化があった場合には必ずバイタルチェックを行い、転医の必要があるかを確認します。

また、バイタルを測定すると施術に役立つことも多くあります。

「血圧」は、高血圧だと肩こりが起こりやすかったり、当然、心筋梗塞や脳血管障害のリスクが高いので、いつもと違う痺れや痛みがある場合、即転医を勧めることもあります。

「脈拍」は、脈拍異常を起こすと、これも当然、心疾患の可能性も生まれてきますし、睡眠不足や過労、自律神経失調、貧血など体調不良の原因でもあります。

「呼吸」は、パルスオキシメーターで血中酸素飽和度を測定し、呼吸不全を調べます。呼吸不全の患者さんに急に強い圧のかかる施術を行うと、施術後に頭がポーッとしたり、酷いと倒れてしまうので、施術内容の吟味が必要ですし、ぜん息のように慢性呼吸不全があると、肋骨周辺の緊張が強くなるので、そこへの施術が必要な場合もあります。

「体温」は、最近増えている低体温の方には、免疫力が低いので、回復力をつけるため温灸などの温熱療法が有効です。また、発熱すると関節痛が起こったり、感染症、内臓疾患との鑑別にも使えます。

このように、一見整骨治療とはあまり関係ないように思える検査でも、患者さんの健康のために必要な検査であることが分かると思います。ときどき、ここまでする必要あるの、と聞かれることもありますが、運動器のみならず、全身の健康作りを目指す当院としてはこれからも、正しい検査を行っていきます。

 

【お知らせ】

来週月曜日から4月になります。月初の治療日には、保険証のご提示が必要になります。お忘れないようお願いいたします。


コメントを残す